「三兎を追え」
これは,現代文の先生がよく仰っていた事です. 勉強以外の目標も幾つも追え ,と.
一見ありきたりな 「芳談」 に見えますが,これを所謂自称進学校の教師が言うのだから,自己のアイデンテテを足元から壊すような勇気が必要なんじゃないでしょうか.

むろん, 勉強や成績が全てではありません .ところが, このような言説でさえ,一片の「芳談」にすぎないような気 がしてしまいます.どうしてでしょうか.

或る人の曰く,「君たちは社会に洗脳されている」と.
最初は意味が分かりませんでした.しかし,どういう事かと聞き進めているうちに,最終的に自分は以下のような理解に落ち着きましたので,ここに書かせて頂きます.

頭の良さというのは,何でも,話の上手さ,丁寧さ,発想力, ずる賢さ ,熱心さとか,その他諸諸を全て含むのであって,本来成績は その要素の一つ に過ぎないはずです.しかしながら,「先進的」な学校教育や,「学歴社会」は,学業成績しか見ないし,それだけを求め,推奨している為に, 「頭の良さ=学業成績」 という常識を植え付けている.ひっくり返せば,成績とはかかわらない,様々な能力の火種を 抑圧 しているというのです.

この話の結論としては, 「自信を持て,そして謙虚になれ」 というものでした.一見オクシモロン的な結末ですが,どこか心に響く物があったのです.
このオクシモロンの中庸を取る,というのもまた,「頭の良さ」の一つなんじゃないでしょうか.

謙虚に,しかし確かに,夢を追い続けたい 物です.